堺市でアライグマ被害 約710万円 堺区除く全域で確認、捕獲強化へ

3年間の対策計画を公表。ヌートリアも市内で確認、イノシシは食肉として活用するねん

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サカイタイムズ

3/22/2026

堺市で確認されている野生のイノシシ、アライグマ、ヌートリアのイメージ画像|堺市のニュースならサカイタイムズ
堺市で確認されている野生のイノシシ、アライグマ、ヌートリアのイメージ画像|堺市のニュースならサカイタイムズ
堺市鳥獣被害防止計画

堺市は、イノシシやアライグマなどによる農作物被害への対策として、令和7年度から令和9年度までの3年間を対象とした「堺市鳥獣被害防止計画」を公表したんよ。市内全域を対象に、捕獲と防護柵整備を組み合わせた対策を進めるねん。

市内の出没状況

アライグマは堺区を除くすべての区で被害が確認され、令和3年度以降では南区の捕獲頭数が最も多いわ。近年アライグマは中区、西区、北区でも捕獲頭数が増えてるねん。イノシシは南区、美原区を中心に確認され、水稲や野菜への被害が出ているんよ。住宅地での目撃情報も増えてるわ。ヌートリアは東区、美原区で出没が確認されてるんよ。

令和6年度の被害状況

令和6年度の農作物被害額は、アライグマが709万9千円、イノシシが18万5千円で、合計728万4千円。被害面積はアライグマが約4,700平方メートル、イノシシが約1,500平方メートル。ヌートリアによる被害は確認されていないわ。

計画の目標(令和9年度)

計画では、令和9年度までにアライグマの被害額を650万円、被害面積を約4,300平方メートルに、イノシシの被害額を6万1千円、被害面積を約500平方メートルに抑えることを目標としてるねん。ヌートリアは被害を発生させない状態の維持を目指してるねん。

捕獲実績と計画

直近3年の捕獲実績は、アライグマが令和4年度233頭、令和5年度228頭、令和6年度445頭。イノシシが令和4年度2頭、令和5年度2頭、令和6年度7頭。ヌートリアが令和4年度0頭、令和5年度0頭、令和6年度6頭やったんよ。

これに対し、令和7年度から令和9年度までの計画では、アライグマを各年度400頭、イノシシを各年度20頭、ヌートリアを各年度5頭捕獲する目標としてるねん。

アライグマの対策

アライグマは農家などに捕獲檻を貸し出し、農家などが捕獲する方式。捕獲後の搬送や個体の処理は業者に委託し、捕獲した場合は報奨金を交付するで。

課題として、収穫期に捕獲檻の貸し出し希望が増えて檻が不足すること、収穫終了後の冬期に農地で捕獲圧が低下することを挙げてるわ。

イノシシの対策

イノシシは大阪府猟友会に委託し、箱わなやくくりわなを用いて捕獲。被害の多い地域を中心に対策を進めるねん。

課題として、イノシシの捕獲を担う猟友会会員の高齢化により、捕獲体制の維持が難しくなってる点を挙げてるんよ。

ヌートリアの対策

ヌートリアは令和7年4月1日に防除実施計画を策定し、農家などへの捕獲檻の貸し出しによる捕獲を進めるねん。捕獲後の搬送や個体の処理は業者に委託するんよ。

防護柵などの支援

捕獲に加え、イノシシとアライグマを対象に電気柵などの購入・設置費を補助するんよ。補助額は対象経費の2分の1以内で、上限は5万円なんよ。令和7年度から令和9年度まで各年度で実施するわ。

あわせて市は、防護柵設置の周知、有効な被害防止方法の研究、広報による対策方法の周知、藪や耕作放棄地を含む里山の環境整備も進めるで。

捕獲後の処理

堺市は、捕獲したイノシシについては食肉としての利用(自家消費など)を基本とする方針。一方、アライグマとヌートリアは、捕獲後に安楽死措置を行い、焼却処分するねん。

堺市鳥獣被害防止計画
https://www.city.sakai.lg.jp/sangyo/nosui/sonota/araiguma.files/001.pdf

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