夫婦別姓容認、堺市民63.4% 意識調査で判明

育児・介護を女性の役割と見る意識は低下、70歳以上男性で高い傾向やねん

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サカイタイムズ

5/14/2026

家族と車いすの高齢女性のイメージ|堺市のニュースならサカイタイムズ
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市民意識・実態調査

堺市は「男女共同参画に関する市民意識・実態調査」の報告書を公表したんよ。政府が旧姓の通称使用を拡大する法案について、今国会への提出を見送る方向で調整に入ったと報じられるなか、堺市民の夫婦別姓や育児・介護に関する意識が見える資料となってるんやわ。

堺市民1365人が回答

調査は「第5期さかい男女共同参画プラン」の実施期間の評価と、新規計画の策定に向けて実施。

主な調査概要は次の通り。

・調査対象:堺市在住の満18歳以上
・標本数:4000人
・有効回収数:1365件
・有効回収率:34.1%
・調査期間:2025年7月16日〜8月7日
・調査方法:郵送配布、郵送またはインターネット回答

夫婦別姓容認は6割超

報告書によると「希望すれば夫と妻が別姓を名乗っても構わない」という項目では、「そう思う」が40.8%。「どちらかといえばそう思う」22.6%を合わせると、別姓を認めても構わないとする人は全体の63.4%となったんやわ。

一方、「そう思わない」は20.7%で、「どちらかといえばそう思わない」14.3%を合わせると、否定的な回答は35.0%やったんよ。容認する回答が、否定的な回答を大きく上回ってるんやわ。

「希望すれば夫と妻が別姓を名乗っても構わない」全体の内訳は次の通り。

・そう思う:40.8%
・どちらかといえばそう思う:22.6%
・そう思う計:63.4%
・どちらかといえばそう思わない:14.3%
・そう思わない:20.7%
・そう思わない計:35.0%

性別で見ると、女性では70.0%、男性では58.3%が別姓を認めても構わないと答えたんよ。一方で、否定的な回答は女性28.8%、男性41.1%となり、男性の方が反対方向の割合が高いんやわ。

70歳以上男性では反対が上回る

年代別では、夫婦別姓への受け止めに差が出てるんよ。女性は70歳以上を除き、各年代で別姓を認めても構わないとする人が7割を超えたんやわ。男性も40歳代では71.2%が容認してるけど、70歳以上男性では容認が48.9%、否定的な回答が50.4%となり、反対方向がわずかに上回ったんよ。

比較すると次の通り。

・女性50歳代:容認81.7%、否定的回答16.2%
・女性30歳代:容認80.0%、否定的回答20.0%
・男性40歳代:容認71.2%、否定的回答28.8%
・男性70歳以上:容認48.9%、否定的回答50.4%

夫婦別姓については、全体では容認が多数となってるんよ。一方で、70歳以上男性では反対がなお根強い結果となったんやわ。

前回の2020年調査では、別姓を認めても構わないとする人は全体で59.5%。今回調査では63.4%となり、3.9ポイント増えたわ。夫婦別姓については、容認する意識が前回より広がった結果となってん。

育児は母親中心という意識も残る

「育児は父親よりも母親がするべきである」という項目では、「そう思う」が4.0%。「どちらかといえばそう思う」27.2%を合わせると、母親がするべきとする人は全体の31.2%となったんやわ。

一方、「そう思わない」は42.5%で、「どちらかといえばそう思わない」25.1%を合わせると、否定的な回答は67.6%。母親だけに育児を固定しない意識が多数を占めてるんやわ。

「育児は父親よりも母親がするべきである」全体の内訳は次の通り。

・そう思う:4.0%
・どちらかといえばそう思う:27.2%
・そう思う計:31.2%
・どちらかといえばそう思わない:25.1%
・そう思わない:42.5%
・そう思わない計:67.6%

ただし、男女差は残ってるんよ。母親がするべきとする人は女性で26.5%、男性で39.6%となり、男性の方が13.1ポイント高い。男性60歳代では49.5%、男性70歳以上では49.6%が母親中心の育児を肯定しており、高齢男性では従来型の意識がなお残ってるんよ。

前回の2020年調査では、育児は母親がするべきとする人は全体で37.4%。今回調査では31.2%となり、6.2ポイント下がったわ。育児を母親の役割とする意識は、前回より弱まってん。

介護の女性役割意識は少数派

「介護は男性よりも女性がするべきである」という項目では、「そう思う」が1.9%やったんよ。「どちらかといえばそう思う」13.8%を合わせると、女性がするべきとする人は全体の15.7%となったんやわ。

一方、「そう思わない」は57.3%で、「どちらかといえばそう思わない」25.1%を合わせると、否定的な回答は82.4%。介護を女性の役割とする考えは、全体では少数派になってるんやわ。

「介護は男性よりも女性がするべきである」全体の内訳は次の通り。

・そう思う:1.9%
・どちらかといえばそう思う:13.8%
・そう思う計:15.7%
・どちらかといえばそう思わない:25.1%
・そう思わない:57.3%
・そう思わない計:82.4%

性別では、女性がするべきとする人は女性で11.9%、男性で20.6%やったんよ。男性70歳以上では28.3%が女性中心の介護を肯定しており、介護についても高齢男性の意識差が残ってるんやわ。

前回の2020年調査では、介護は女性がするべきとする人は全体で17.9%。今回調査では15.7%となり、2.2ポイント下がったわ。介護を女性の役割とする意識も、前回よりやや弱まってん。

若年男性には別の受け止めも

一方で、資料では若年男性の一部に「女性が優遇されている」と受け止める傾向も見えるんよ。「学校教育の場で」では、男性29歳以下の25.6%が女性優遇と回答したんやわ。「法律や制度の上で」では、男性29歳以下の35.9%が女性優遇と答えてるんよ。

前回の2020年調査では、「学校教育の場」で女性が優遇されていると見る男性29歳以下は14.1%。今回調査では25.6%となり、11.5ポイント増えたわ。男女共同参画に関する意識は進む一方で、若年男性の一部には別の受け止めも広がってんねん。

夫婦別姓は容認が多数となり、育児や介護を女性の役割とする意識は前回より低下。一方で、70歳以上男性では役割意識が比較的高く、若年男性の一部には女性優遇と受け止める傾向も見えたわ。

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