堺とチェコの交流、食文化へ 浜寺の「村一番」が関西初のチェコ料理認定店に

チェコ政府観光局から「Czech Specials」に認定、ミュシャやチェコフェスに続くで

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ジーゼック(平べったいトンカツ)とミルコ(ピルスナービールである「ピルスナー・ウルケル」)
ジーゼック(平べったいトンカツ)とミルコ(ピルスナービールである「ピルスナー・ウルケル」)

堺とチェコをつなぐ新たな一皿

堺市西区浜寺石津町中の「dining&Bar 村一番」が2026年6月、チェコ政府観光局が定める基準を満たしたチェコ料理の認証制度「Czech Specials(チェコ・スペシャルズ)」の認定を取得したんよ。関西では初めて、日本国内では3店舗目の認定店となるわ。

堺では、アルフォンス・ミュシャの作品を集めた美術館や、堺市が後援するチェコフェスティバルなどを通じて、チェコとの文化交流が続いてるねん。

海外で初めて日本に展開

「Czech Specials」は、チェコ政府観光局とチェコ共和国料理人・菓子職人協会が共同で進める認証制度。伝統的または現代的な形で、質の高いチェコ料理を提供するレストランや菓子店を認定しているねん。

チェコ国内では、約80のレストランと18の菓子店・カフェが認定を受けてるわ。海外で認定を始める最初の国には、日本の高いガストロノミー水準(食文化レベル)を理由に日本が選ばれたで。

日本での認定は2026年3月に始まり、3月26日に東京都内の2店舗がチェコ国外で初めて認定。村一番は同年6月、関西初の認定店として加わったんやわ。

認定店の情報は、Czech Specialsの公式サイトやチェコ政府観光局の観光情報サイトなどを通じ、世界に向けて発信されてるで。

チェコ政府観光局の観光情報サイト:dining&Bar 村一番

客船で58カ国を巡った経験

村一番の店内とナスとキノコのクレープ包み(パラチンキ)とザワークラウトのスープ
村一番の店内とナスとキノコのクレープ包み(パラチンキ)とザワークラウトのスープ

村一番のオーナー兼シェフは、西田隆史さん。以前は豪華客船の和食シェフとして17年間働き、世界を10周以上して58カ国の文化、食材、お酒に触れたんよ。

客船で一緒に働いたチェコ、ドイツ、ハンガリー、ルーマニアなどの料理人から、各国の料理と酒を学んだわ。その経験を店づくりに生かしてるねん。

店内は地元にある隠れ家的なパブをイメージしており、「日本で手に入る食材を如何にアレンジし融合出来るかをモットーに常に努力している」とオーナー兼シェフの西田さんは語っていたわ。

同店では、ジーゼック、ミルコ、ナスとキノコのクレープ包み「パラチンキ」、ザワークラウトのスープなどのチェコ料理を扱うんよ。関西では提供店がまだ少ない、チェコのビール「ピルスナーウルケル」の生樽も用意してるで。

村一番の料理メニュー

  • サバのディップ(ポマザンカ):700円
  • ビーツのディップ(ポマザンカ):700円
  • ナスとキノコのクレープ包み(パラチンキ):800円
  • ジーゼック(平べったいトンカツ):900円
  • 自家製ミートローフ(セカナ):900円
  • ザワークラウトのスープ(コウラチュカ):700円
  • 豚のゼリー寄せ(トラチェンカ):900円

チェコビール

  • ピルスナーウルケル:Mサイズ600円、Lサイズ800円

堺市西区に国際交流協会

食の認定とは別に、堺では以前からチェコとの交流が続いてるねん。

堺市西区には、特定非営利活動法人「関西堺・チェコ国際交流協会」が主たる事業所。日本とチェコの国際文化交流を促進し、両国の友好関係を築くことを目的として、情報発信や国際文化交流に取り組んでいるんよ。

同協会は設立前から、チェコ共和国大使や下院議員団などとの交流を重ねてきたわ。活動目的には、堺アルフォンス・ミュシャ館の支援も含まれてるで。

チェコフェスティバルは第7回に

チェコフェスティバル2025の様子
チェコフェスティバル2025の様子=堺市HP

チェコの食、音楽、文化を紹介する「チェコフェスティバル」は、2019年に関西で初めて開催されたんよ。

2025年には第7回が、堺市役所前の市民交流広場「Minaさかい」で開かれたわ。音楽コンサートや人形劇、文化・観光紹介のほか、チェコ料理、ビーズ、雑貨、工芸品などのブースが並んだで。

主催は、関西堺・チェコ国際交流協会と在堺チェコ共和国名誉領事館。チェコ政府観光局とチェコセンター東京が共催し、チェコ共和国大使館と堺市が後援してるねん。

堺市が所蔵するミュシャ作品約520点

企画展「ミュシャのある暮らし」告知チラシ

堺市は、チェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャの作品約520点を所蔵してるんよ。

コレクションは、株式会社ドイの創業者だった故・土居君雄さんが収集したもの。土居さんの死後、堺市に寄贈されたんやわ。ポスターや装飾パネルに加え、油彩画、素描、書籍、ブロンズ彫刻、宝飾品などで構成されているで。

作品は2000年から、堺市堺区田出井町の堺市立文化館「堺アルフォンス・ミュシャ館」で展示。フランス時代からチェコ時代まで、ミュシャの初期から晩年に至る制作活動をたどることができるコレクションやで。

今回、チェコ料理を提供する市内の店舗が公的な認定を受け、堺とチェコの接点が正式に食文化にも広がった形やわ。

堺 アルフォンス・ミュシャ館での企画展「ミュシャのある暮らし」は7月26日まで。記事はこちら

店舗概要

dining&Bar 村一番の外観
dining&Bar 村一番の外観
  • 店名:dining&Bar 村一番
  • 所在地:堺市西区浜寺石津町中3丁4-21
  • オーナー兼シェフ:西田隆史さん
  • 営業時間:17:30~翌0:00
  • 定休日:毎週木曜日、第3水曜日
  • 認定:Czech Specials
  • 認定時期:2026年6月(関西初、日本国内3店舗目)
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