6社の事業計画を認定
堺市は9月11日、市内の中小企業を対象とした「堺市新事業チャレンジ支援補助金」の交付先企業として、6社の事業計画を9月1日付で認定したと発表したんよ。
木造建物の補助構造材や自動車部品の成形技術、障害のある人が参加できる化学分析サービス、医療用電動加圧ポンプ、金型向けソフト、超極早生タマネギの国産種子と、6社がそれぞれ異なる分野で新製品や技術、サービスの開発に取り組むわ。
堺市による補助金は、市内中小企業による製品・技術・サービスの高付加価値化や新分野への進出を支援する制度。2011年度に始まり、これまで79社に補助金を交付してるで。1社当たりの上限は300万円で、補助率は対象経費の2分の1。
端材から木造建物の補助構造材
美原区の株式会社アクトは、木造建物に使う補助構造材「タフトライ」を開発するんよ。
木造建築の柱の施工精度を高め、耐力壁を補強することを目的としたもので、端材を活用した特許技術を用いるで。近畿職業能力開発大学校が連携参加。
自動車部品の真空射出成形を開発
堺区のイズミ工業株式会社は、自動車部品用の真空射出成形技術を開発するわ。自動車用樹脂製品の製造で真空射出成形を確立し、製造にかかる時間の短縮と樹脂使用量の削減をめざす。大阪産業技術研究所が連携するで。
障害者参加型の化学分析を事業化へ
北区の株式会社ジニアは、東京大学生産技術研究所の小倉研究室との共同研究を通じ、障害のある人が安全に参加できる化学分析受託サービスの事業化をめざすんよ。
X線を使って物質の種類や結晶構造などを調べるXRDや、高温のプラズマを利用して元素の種類や量を調べるICPなどの分析工程について、安全管理を含めた標準化技術を開発するで。
手動の血圧管理を電動化
中区の株式会社テクトロンは、医療現場で使われる「医療用電動加圧ポンプ」を開発するんよ。
現在、手動ポンプを使って行われている観血式血圧モニタリングシステムを自動化し、手動操作による圧力変動のリスクや医療従事者の負担を減らすことが目的やわ。
長崎総合科学大学土居研究室、長崎大学医学部高度救命救急センター、IVSホールディングス株式会社が参加し、産学医連携で開発を進めるで。
金型の溶接を5軸で自動化
堺区の南海モルディ株式会社は、プレス金型向けオフラインティーチングソフト「特盛りくん」に5軸機能を追加する開発に取り組むんよ。
ギガプレスをはじめとする熱間・冷間プレス型で使われる肉盛り溶接の自動化に向け、5軸機能と高硬度の肉盛り溶接技術を開発するわ。丸文株式会社、新東スマートエンジニアリング株式会社が連携するで。
※「肉盛り溶接」とは、金型などの表面に金属を溶接で盛り付け、摩耗した部分の補修や耐久性の向上を図る加工。
超極早生タマネギの種を国産化
北区のはじめクリエイト株式会社は、超極早生タマネギ「ダッシュワン」の国産高品質種子の採種・販売に取り組むんよ。
省力型の採種システムを構築し、農薬の使用量や作業時間、環境負荷を抑えながら、国産種子を安定して供給できる体制をめざすで。
認定過程は公表されず
今回認定された6社について、堺市は「先進的かつ高度な研究開発に挑戦する6社」としてるんよ。
一方、今回公表された資料と発表では、6社がどのような審査を経て認定されたのかなど、認定に至る具体的な過程は明らかにされていない。また、各社への実際の補助金額も現段階では公表されていない。
- 制度名: 堺市新事業チャレンジ支援補助金
- 認定日: 2026年9月1日(火)
- 認定企業: 株式会社アクト、イズミ工業株式会社、株式会社ジニア、株式会社テクトロン、南海モルディ株式会社、はじめクリエイト株式会社
- 補助上限: 1社300万円
- 補助率: 補助対象経費の2分の1
- 対象: 堺市内の主な事業所または研究開発拠点で行う新製品・新技術・新サービスの開発など
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