
自動運転率は平均65.9%
堺市が、堺駅と堺東駅を結ぶ大小路筋などで実施した「令和7年度SMI都心ライン実証実験」の結果をまとめたんよ。
実証実験は、自動運転レベル4の実現に向け、2025年10月1日から2026年2月27日まで実施された。自動走行に加え、信号や道路設備と車両を連携させるシステム、駐停車車両の回避などを検証したわ。
堺駅―堺東駅間の片道約1.7キロでは、運転士が同乗する自動運転レベル2で走行した。走行距離に占める自動走行距離の割合を示す自動運転率は、平均65.9%、最大88.5%だったんよ。
自動運転から手動運転へ切り替えた要因は、路駐回避がロータリー内を含めて80.2%を占めた。交差点での対向車接近などが11.3%、その他が8.5%だったわ。
実験結果は次の通り。
- 自動走行ルート:堺駅―堺東駅間、片道約1.7キロ
- 自動運転率:平均65.9%
- 自動運転率:最大88.5%
- 手動介入要因のうち路駐回避:80.2%
- 交差点での対向車接近など:11.3%
- その他:8.5%
堺東駅前広場のほか、銀行や官公庁、店舗、宿泊施設の周辺など、都市機能が集まる区間で駐停車車両による手動介入が多く発生したんよ。
自動回避成功は30回中15回
走行車線上の駐停車車両を避けるため、自動運転バスが中央線をまたいで走行する専用の自動回避システムも検証したわ。
自動回避システムが作動した30回のうち、自動回避に成功したのは15回だった。残る15回では手動介入が行われたんよ。
駐停車車両回避の結果は次の通り。
- 自動回避システムの作動:30回
- 自動回避成功:15回
- 手動介入:15回
- 自動回避成功率:50%
堺市は、さまざまな交通状況に対応できるシステムへの改良が必要としている。詳細資料では、複数の駐停車車両や大型車両などにも対応できるよう、システムを改良する必要性が示されたわ。
道路側の整備で自動運転率が向上
一方、車両だけでなく、道路側の設備と連携した実験では自動運転率が大きく上昇したんよ。
堺東駅前交差点では、対向車によって生じる死角にいる歩行者などを路側センサーで検知し、車両へ伝える路車協調システムを導入した。システムがない場合の自動運転率は35.7%だったが、導入した場合は97.0%となったわ。
路車協調システムの結果は次の通り。
- システムなしの自動運転率:35.7%
- システムありの自動運転率:97.0%
- 上昇幅:61.3ポイント
駐停車車両が走行車線にはみ出さないよう停車帯を拡幅した走行空間整備でも、大きな差が出たんよ。
ベトナム総領事館付近では、整備していない区間の自動運転率が51%だったのに対し、整備区間では100%となった。市小学校前では、整備していない区間の15%に対し、整備区間は98%だったわ。
走行空間整備の結果は次の通り。
- ベトナム総領事館付近・整備なし:51%
- ベトナム総領事館付近・整備あり:100%
- 市小学校前・整備なし:15%
- 市小学校前・整備あり:98%
今回の実験では、専用システムによる駐停車車両の自動回避成功は30回中15回にとどまった。一方、路側センサーや停車帯の拡幅を組み合わせた区間では、自動運転率が97~100%となったんよ。
今回の結果からは、自動運転レベル4の実現に向け、車両側のシステムを改良するだけでなく、道路設備や走行環境を自動運転に対応させることも重要になる。堺市も、自動運転システムと走行環境の両方を整備し、駐停車車両を回避できるようにする必要があるとしているで。

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