市が建材の分類誤りを公表
堺市は10月6日、塩穴団地1棟と協和町中団地4号館で、石綿を含む吹付けバーミキュライトを、本来の「レベル1」ではなく「レベル3相当」として扱っていたと公表したで。専門家による現地確認と気中濃度測定を実施し、測定では石綿は検出されなかったわ。
レベル1は、石綿含有建材の区分で最も飛散しやすいもの。市は、今回の建材について、レベル1の中でも通常の使用状態では飛散性が比較的低いとしているねん。
対象は2棟の共用部
塩穴団地1棟(堺区協和町5-481)は14階建て、管理戸数195戸。対象は共用廊下と屋内階段室の天井で、総面積は2,356.9㎡。建材から石綿の一種「クリソタイル」が0.7~0.9%確認されたで。
協和町中団地4号館(堺区協和町3-151)は11階建て、管理戸数80戸。対象は共用廊下、屋内階段室、1階電気機械室の天井で、総面積は1,373.1㎡。クリソタイルの含有率は0.1%超~1.7%だったわ。
調査報告書の記載を見落とし
市は2017~2019年度に市営住宅の仕上塗材の石綿含有調査を実施。2020年2月に報告書をまとめた際、「バーミキュライト含有」の記載があったものの、一般的な仕上塗材との思い込みから見落としたんよ。
2021年の法改正時の確認や、2021~2022年度の市有建築物の再調査でも、レベル3相当として扱い続けたわ。2026年4月28日、建替えに向けて報告書を精査した際に、レベル1の吹付け材であることを確認したで。
20か所の気中測定で不検出
市は5月28日、塩穴団地1棟の共用部12か所と、協和町中団地4号館の共用部8か所で気中濃度を測定。いずれも検出下限値の0.056本/Lに満たず、石綿は検出されなかったで。10月2日には、対象住宅の入居者に建材の使用状況と測定結果を周知したわ。
転居まで点検・測定を継続
塩穴団地1棟は2028年度、協和町中団地4号館は2029年度に、団地内の建替住宅へ転居する予定。市は転居までの間、定期点検と気中濃度測定を続けるとしているで。
市は、職員の思い込みや確認不足に加え、組織的なチェック機能が十分に働いていなかったと説明。住民や関係者に謝罪し、複数職員による確認の徹底や職員研修などで、施設管理の改善を図るとしているわ。
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