一般会計は74億円の黒字見込み
堺市は8月10日、令和7年度(2025年度)の決算見込みを公表したんよ。
一般会計の歳入は約4914億円、歳出は約4828億円。翌年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支は74億円の黒字となる見込みで、前年度の73億円からわずかに増えたわ。
その年度だけの収支状況を示す単年度収支も約1億円の黒字となった。市は、一般会計以外についても実質収支や資金剰余額が収支均衡または黒字となり、健全化判断比率も引き続き健全な水準を維持できる見込みとしているで。
市税収入が約92億円増加
歳入は前年度から約134億円増えたんよ。
中でも市税は約92億円増加。個人市民税の増加が大きく、市は定額減税終了の影響や、給与収入に係る1人当たり所得の増加などを理由に挙げてるわ。
法人市民税も企業収益の増加、固定資産税も家屋の新築・増築などにより増えた。地方交付税や国庫支出金も前年度を上回ったで。
一方、市債による歳入は前年度より約80億円減少した。
児童手当や中学校給食などで歳出増
歳出総額は前年度から約127億円増えたんよ。
増加したのは、児童手当制度の拡充や障害者自立支援給付、物価高対応の子育て支援などに充てる扶助費のほか、人件費など。
物件費では、全員喫食制の中学校給食を始めたことなどにより支出が増えたわ。水道料金の減額をはじめとする物価高騰対策も歳出増の要因となったで。
一方、施設整備などに充てる投資的経費は減少した。中学校や小学校の施設整備は増えたものの、全員喫食制の中学校給食に向けた給食センターの整備が完了したことで、関連する整備費が大きく減ったわ。
市債残高は約100億円減少
年度末の市債残高は約5121億円となり、前年度から約101億円減少したんよ。
ただし、市債残高の減少には臨時財政対策債の残高減少も含まれる。臨時財政対策債を除いた市債残高は約2486億円で、前年度からの減少は約3億円だったわ。
基金は約100億円増加
市の基金残高は約1370億円となり、前年度から約103億円増えたんよ。
このうち財政調整基金は約301億円。前年度の決算剰余金などを積み立てたことで増加したわ。
このほか、市場公募債の満期一括償還に備える減債基金や、清掃工場をはじめ将来の大規模な公共施設更新などに備える基金も増えているで。
経常収支比率は98.5%
財政構造の弾力性を見る指標の一つである経常収支比率は98.5%で、前年度の100.0%から1.5ポイント改善したんよ。
堺市によると、人件費や物件費などの経常的な支出は増えたものの、市税や地方交付税などの経常的な歳入の伸びがそれを上回ったわ。
水道事業と下水道事業についても資金不足は生じていない。実質公債費比率は前年度より低下し、市は令和7年度についても財政健全化の各指標が健全な水準を維持できる見込みとしているで。
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